朗読、本、装幀、ご縁が響き重なりあったコンサート
先日、木曜日に朗読ワークショップを開催しました。
初めての方、経験者の方、素晴らしい方々が集まりまして、「朗読とはなんぞや」「表現とはなんぞや」ということに手探りで挑戦し、個々人で質や大きさは様々であれ、みなさましっかりと何かをつかんでくださったのではないかと思います。
日本語の美しさを噛み締め、その深さに畏敬の念を持ち、日本語を伝えて下さっているご先祖の智慧に感謝し、作家の表現を味わい愛でて、その世界感を共同創造する作業は、読み手自身が生きてきた人生を「目には見えない資産」として「見える化」する作業でもあります。
その方が培ってきた人生における様々な学びや感想感情が「朗読」というカタチ、音にすることでこの世に生み出され、物質化されます。
そのことで三次元世界では聴き手に共有され、共振と喜びをもたらし、循環します。
奇遇にも来る3月22日(金)に行われるAIRIのコンサートの会場は神楽坂の光鱗亭ギャラリーです。
昭和の良き時代に活躍した画家・岡村夫二は本の装幀というジャンルの草分けともいえる存在でした。
太宰治「斜陽」をはじめ、川端康成や三島由紀夫といった昭和を代表する作家の本を手掛けました。
光鱗亭ギャラリーとは、その岡村夫二の古きモダンなアトリエをそのまま残し、伊豆の匠たちの技によって、木の香りいっぱいのギャラリーとして再建されたものなのです。
奇遇にも朗読、本、装幀、ギャラリー、このご縁が響き重なりあったコンサート、どのような事になるのか楽しみでなりません。
このシンクロニシティーをもたらしてくださった全てのご縁に感謝です。
LATIN MUSIC SPRING CONCERT
【 AIRI(vo)&JUN(gt) DUO 】
2024年 3/22 (金)
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